パンケーキが流行っています。
専門店ができていたり、食べ放題が人気になっていたりしています。(情報が古いかな?)
恥かしながら、初めてパンケーキと聞いた時には、全く違うものを想像していました。
ドッグ用のパンや食パンに、フルーツケーキのようなデコレーションをしたものを思い浮かべていました。
ところが、「これがパンケーキです。」と言われたものを見てみたら、「?」となってしまいました。
これってホットケーキではないのかな、と思いました。
多少なりとも見栄や恥かしさもあったのでしょう、その違いをその場では確認することができませんでした。
その後は、なんとなく同じものであるようでそうでないようで・・・
同じものならば、呼び方が違うわけはないだろうになあなどと思いながら違いが確認できないままに過ごしていました。
皆さんは、ホットケーキとパンケーキの違いが分かりますか?
自分で何とか違いを見つけようとして、いろいろ比べてみましたが、見た目ではよくわかりません。
ホットケーキにはバターとは蜂蜜が標準の添え物ですが、パンケーキにはホイップクリームとかアイスクリームなどを添えるのかなどと考えたりしていました。
実は、見た目では違いが判らないんですね。
どうでもいいやと思いながらも気になっていたことの筆頭でした。
かれこれ一年以上も違いが判らないままに過ごしてきました。
普段の生活において、ホットケーキとパンケーキの違いが判らなくて困ることはほとんどありません。
最近では、メニューでもホットケーキがなくなってパンケーキばかりになってきています。
テレビや雑誌やネットでもパンケーキが取り上げられることが多くなり、目にすることも増えましたが、見た目での違いは見つけられないままでした。
やっと娘に教わりました。
砂糖が入っているのがホットケーキで、砂糖が入っていないのがパンケーキだそうです。
なるほどと思いました、見た目ではわかるわけがない違いです。
そのことを教わってから気になったことがありました。
ほぼ一年もの間、折に触れては気になっていたのに、何でネットで調べなかったのかということです。
一日に何時間もネットと触れながら、検索そのものもやらない日はないのに、何でネットで調べなかったのでしょうか。
ネットの使用は仕事だけではありません、毎日SNSや個人メールなどかなり時間を使っていますし、検索機能を使わない日はありません。
どうして、ネットで調べようと思いつかなかったのか不思議でなりません。
簡単に言ってしまえば、ホットケーキとパンケーキの違いは私のなかでは確認すべき優先順位が低いということになります。
では、何故折に触れて気になっていたのでしょうか。
どうしてもこの違いを確認しなければ、何かに影響が出ると言うことではなかったはずです。
何となく感じたことがあります。
パンケーキは今流行っており、その名を聞かない日はないくらいです。
そこで、「パンケーキ」という言葉を耳にしたり目にしたりすると自然に、「ホットケーキとどこが違う?」が引き出されてしまっているのではないでしょうか。
違いを知ってしまったあとでは、「パンケーキ」という言葉を聞いても気になることはなくなりました。
おそらくは、知っていないという自分の状況が気になっているのだと思います。
しかも、その内容は誰もがすでに知っていそうな内容だとよけいに聞きにくいし、さらに気になって仕方がなくなるようです。
みんなが知っているのに自分だけが知っていないという、一種の劣等感というか欠落感を感じてしまっているのではないでしょうか。
どうでもいいことなんだけれども、誰もがすでに知っていて当たり前のことになっていそうで、聞くこと自体が恥かしくなるようなこと。
これが意外と、いろいろなところで活動や思考の邪魔をしているのではないでしょうか。
特に世の中で流行っていることや言葉と密接につながっていたりすると、触れる機会が増えるので気になる機会も増えることになります。
頻繁にこのことが起こると何かに集中しているときや、集中したいときに、ふと邪魔されることがありませんか。
集中して思考していた時に、そのなかでたまたま「パンケーキ」という言葉が目に入ってしまった。
すると、ふっと思考が「そういえば、パンケーキとホットケーキの違いって分かっていなかったな。」に邪魔された瞬間に、そこまでの思考のが消えてしまうことがありました。
つまりは、どんな細やかなことでも気になることがあったら早めに解消しておいた方が良いということですね。
その妨げになっていることが、みんなが知っているだろうと思うことを知っていない恥ずかしさとそれを聞くこと自体に感じる恥かしさではないでしょうか。
この恥かしさが意外と大きな足かせになっているのではないでしょうか。
次回は、この恥かしさについて考えてみたいと思います。