このブログを毎日更新して366回を数えた昨日、夢の中に出てきたことがありました。
思わず目を覚まして書き留めた後は、興奮して明け方まで寝付けませんでした。
皆さんにも経験があるのではないでしょうか。
突然思いついたことが、何の根拠もないのですが、今まで疑問だったことのすべてを解決に導くことができると確信できる瞬間が来ることが。
しかも、その思いついた内容は、きわめて単純であまりにも当たり前でなおかつ不偏的であることが。
その「ひらめき」が来たんだなと確信できた瞬間でした。
今まで「日本語のチカラ」として毎日このブログを更新してきたのは、このためだったんだと根拠のない確信が湧いてきました。
このブログを書き始めたのは、ソーシャルおじさんズ1号の徳本昌大さんのセミナーに参加し、ブログを書くことを勧められたのがきっかけです。
その頃やっていた曲つくりのなかで感じていた、作詞における「やまとことば」の効果を表現してみようと思ったからです。
書きすすめるうちに、約6年ほど前に出会って気になっていた言葉である「母語(ぼご)」についてのわかってきたことを書くようにもなってきました。
やがて、思考が言語でしかできないことを知るに至っては、言語技術を磨くことによって思考がより深く鋭く行なえることを書いてきました。
「日本語」の特徴について、「母語」の啓蒙について、「思考と言語」の結びつきについて、の3点が大きなテーマとなっていきました。
「日本語」については、日常言語として日本語を使っている私たちでは気がつきにくい、世界の他の言語と比べた時の日本語の特徴を中心に発信してきました。
手探りで、様々な資料との格闘を繰り返しながらの発信です。
その結果として、世界の他の言語と比べた時に日本語がいかに独特の特徴をもった素晴らしい言語であるかを再確認することができました。
「母語」については、出会った時の驚きをそのまま伝えてきたつもりですが、まだまだ表現しきれていない部分がたくさんあります。
人の生涯を左右してしまう幼児期専用の言語としての啓蒙を、続けていかなければならないと思っています。
「思考と言語」については、その人が持っている言語の限界が思考の限界であるという説に出会ってからの取り組みになりました。
何とか反論をしたいと思って取り上げてきましたが、結果はこの説をさらに確証つけることになっていきました。
そして、今回降りてきた「ひらめきが」が、タイトルの「人の知的活動と言語の関係」です。
いままで扱ってきたテーマのすべてはこれを書くための習作であったことが一瞬で確信されました。
学校教育における言語学習に触れてきたことや世界の各国の言語教育を見てきたこと、人が思考するとはどういうことなのかに触れてきたことや思考を柔軟にするための言語技術に触れてきたことなどのすべてがこのためだったのです。
どのように展開していくのかは、全くの白紙状態です。
日々の感性に委ねるしかないと思っていますが、今まで触れてきたことがすべてのベースになることは間違いないと思います。
そこからどんな発展をするのかは自分でも楽しみにしているところです。
新たな自分と向き合いながら、さらに日々新たな自分を発信していけたらいいなと思っています。
表現力は一朝一夕にはうまくなりませんが、それでもブログを書き始めたころに比べたら言いたいことがわかりやすくなっていると思います。
伝えたい相手を具体的に思い浮かべて、その人に向けて理解してもらえるように表現していくことが大切だとわかってきました。
わかっていることとできることは全く違うことであることもわかってきました。
結果として理解してもらえなければ、そこまでの過程が意味のないことになってしまうこともわかってきました。
だから、必死に表現するのですね。
必死の表現は、技術的な表現力よりもはるかに伝わることもわかってきました。
本気で伝えたいことを必死で伝えることが、表現力を磨く一番の方法だったのですね。
作業に没頭しているとどうしてもその作業を仕上げることが目的になってしまい、本来の目的を見失いがちになってしまいます。
初めはブログを書くことが目的でした。
やがて、ブログを継続することが目的になりました。
伝えたいことができてくると、発信して理解してもらうことが目的になってきました。
今は、新たなテーマについて伝え広げていくことが目的になっています。
この先も、目的は変化していくでしょう。
何かの目的が達せられると、そのことは次の目的の達成のために使える手段となっていくのではないでしょうか。
これが実感できる進化・成長ではないでしょうか。
当初の目的が達成できそうになると、自然に次の目的が湧いてくるようですね。
本当にうまくできているものだと思います。
ブログの内容についてのご相談・お問合せを無料でお受けしています。
お気軽にご連絡ください。